サドゥ 小さなシヴァたち
写真・文 柴田 徹之
彩図社
写真・文 柴田 徹之
彩図社
この本は僕のバイブルだしサドゥは僕にとってのAKB!!
この本に出会ってなかったらインド・ネパールの旅も無かったし、今の僕を形成している一部かな
それくらい重要な本
サドゥとはヒンズー教の一宗派の人達の事
家を持たず一年中ヒンズー教エリアの聖地をぐるぐる旅をしながらシバ神に近づこうと修行をしている人達
ちなみにシバ神とはヒンズー教の三大神のうちの一人で破壊の神様
昔々、悪霊によって海の水が全て干上がってしまった
そこで修行僧バギラティは海を戻してもらおうとインドの山奥で何万年も修行をする
その山がタパバン、タポバン?発音が難しい
破壊神シバはバギラティの思いに答え地球に天の川を注ごうと考えるが、天の川をそのまま地球に注いでは地球が壊れてしまう
なのでシバは自分の体で天の川を受け止め自らの髭を伝わせてそっと地球に水を落とした
それがガンガー、ガンジス川である
シバは破壊神だけど優しい一面も持っている
そんなシバに憧れて少しでもシバに近づこうと修行してるのがサドゥ
カッコイイではないか!
ちなみにシバ神以外の神を信仰しているサドゥもいるがシバを信仰しているサドゥ(ババ)が断トツに硬派である
ヒンズーエリアでのサドゥの地位はかなり高くチャイ屋でお巡りさんがチャイをすすっている横で堂々と大麻を燻らす
インド内でもサドゥは大麻の喫煙が認められている
シバ系サドゥの最高位はナガババといい正装はなんと全裸
12年に一度の世界一のお祭りクンブメーラはインド・ネパールからガンジス川に全員集合し全裸で戦争ごっこをする
この本の写真でも分かるがサドゥはかなりオシャレ、この美的センスはかなりのもの
現代の日本の社会とは別次元に生きるサドゥ
同じ地球でこんなにも違う生き方をしているサドゥに心底衝撃を受けたし
「自分の感性のまま生きて何か人生に行き詰まったらサドゥになればいいや」
と、”自分の自然体”で生きる支えが僕にとってのサドゥ
この本でサドゥを深く理解できた
この本に出会わなければサドゥはただの変人と誤認識したままだったのだから、、、
最高得点星5つ
★★★★★
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